絵を描くことは 旅に似ている。
私の網膜や聴覚から入ってきた感覚は、
脳味噌に移動して、思考の渦に身を任せ
手の神経を伝って、形や色となってキャンバスの上に流れ着く。
私を巡る長い長い旅なのだ。
絵を見ることも 旅に似ている。
絵を見たあなたは色や形から感覚を呼び起こしたり、感情が渦巻いてきたり、
その絵の世界に飛び込んで想像してみたり。
作者の見えている世界を追体験してみたり、
自分の解釈で捉え直してみたり、
絵を見ているあなたが、あなた自身の想像力に乗って思考を巡らせてみる。
それもまた旅のようである。
絵はいつでも別世界に連れて行ってくれる。
私の絵は、描いた私の旅路の記録であり、
同時に、鑑賞者であるあなたが思考の旅に出発できる切符のような、
どこか余白ある存在でありたい。
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ZINE#1「思考の流れ、触れる色、心の旅路。」
¥500
「思考の流れ、触れる色、心の旅路。」 "たとえば朝露のついた葉に希望を感じたり、 萎れた花に意味を見出してみたり、もしくは自分のなかで浮かんできた考えに情景をあてはめてみたり。 見るとか食べるとか触れるとか香るとか、 身の周りのものから得た感覚を出発地点として、 脳内をまるで水の流れのように 思考や想像が駆け巡っていく。 これは私の脳内の旅路の記録です。" 絵と、それにまつわる想像や考え事をまとめた小冊子です。 文庫本サイズ(A6)/22ページ 印刷:株式会社しまうまプリント
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ZINE#2「Drawing」
¥700
「Drawing」 "物の輪郭を、視線でなぞってみる。 風に揺れて定まらない輪郭の、その軌道を追いかけてみる。 私の視線は草木の上を跳ねてゆき、 それを追うように筆が、紙の上を飛び跳ねていく。 ペンがするすると走っていく。 色がじんわりと流れていく。 そこにちょっとした遊び心を加えて。" これまでのドローイング作品をまとめた画集です。A5サイズ/ 24ページ